6年教室に不思議な色つきの植物が置いてありました。ホウセンカとセロリーの根元は色の付いた水につけられています。セロリーは根元が二つに分かれていて,分かれた先が青い水と赤い水に浸されていました。普通のホウセンカは若草色ですが,このホウセンカは全体の赤みがとても強いです。そして,セロリーは茎の中心を境にして,赤っぽい部分と青っぽい部分に分かれています。
これらの植物は,染料を溶かした水を吸水させていたのでした。
植物は根から水を吸い上げ,その水を絶えず葉の裏側から蒸発させています。根から入った水は植物の茎の中を吸い上げられるように,葉っぱの付いた上の方へと移動します。植物に色が着いた理由は,色のついた水が植物全体に行きわたったからでした。
自分で栄養を作り出す力をもつなど,植物の体には驚くべき力が多くあります。6年生はいろいろな実験や観察を通じて,植物の体のはたらきに迫っています。