新しい算数の学習では「データの活用」という学習の領域が設定されました。6年生は,ソフトボール投げの記録などの身近な資料を扱いながら,「代表値,度数分布,ヒストグラム」などの統計的な内容を,分析したり分かりやすく表現したりする学習に取り組んでいます。
今日は教科書の資料をもとに,ヒストグラムをかいていました。ヒストグラムは棒グラフと似たような図ですが,棒グラフとは大きく異なります。それは,一つの統計の項目に関して,連続して散らばった数値(例えば,体重,身長,一人あたりの年間のお米の消費量等)について一定の大きさ毎に区切ったグループに分け,そのグループに属する数を隣接した柱状の図で表現します。棒グラフは,複数の独立したデータ(好きな遊びの種類,国別の人口等)を比較するときに使い,図も離れています。
6年生が各自で表現したのは,教科書に出ていた仮想6年1~3組のソフトボール投げの記録資料をもとにしたヒストグラムです。最後に,自分たちが実際の測定した時の記録をもとにしたヒストグラムをかいて,そこから分かることを話し合いました。
「クラスの人の記録のどの範囲が多いかがよく分かります。」「クラスごとに散らばり方が違います。」「自分たちのクラスは真ん中が抜けています。」といった意見が出され,たくさんの人がヒストグラムで表現するよさについて気づくことができていました。
テレビや新聞などで,目にすることが多いヒストグラムについて見方が広がった6年生です。