4年生は校外学習で,備前焼のふるさと備前市伊部と和気閑谷学校に行きました。
最初に訪問したのは伊部の備州窯です。ここでは備前焼づくりを実際に体験することができます。創作ブースはパーティションで仕切られていて,感染症対策ばっちりです。備前焼づくりに関するビデオを見てから,一人一人に「ひよせ」(備前焼を作る粘土)が配られました。焼き物づくりに挑戦です。
形を整えるはなかなか大変でしたが,湯呑や皿など子どもたちのオリジナル作品が次々と仕上がっていきました。でき上った作品は,乾燥を経た後,備州窯の方が焼成してくださいます。出来上がりは来年になります。完成が待ち遠しい4年生でした。
工房では備前焼職人の方がろくろを器用に使って備前焼を作っている様子を見学させていただきました。のぼり窯も見学しました。備前焼は釉薬は使わず,炎のあたり方,燃料や素材に含まれる成分によって,複雑な模様が生み出されます。工房の見学や係の方の説明を通じて,「土と炎の芸術」である備前焼について深く知ることができたようです。
昼からは和気閑谷学校へ移動しました。和気閑谷学校は,江戸時代に一般の人々の学びの場として岡山藩によって開かれました。特別史跡に指定されていて,講堂は国宝になっている由緒ある建物です。昔の人たちの学び舎をしっかり見学させていただきました。
一瞬雨に降られましたが,雨が止んだので前の芝生広場でおいしくご飯をいただいています。ちょっと肌寒いですが,みんな元気です。お弁当に感謝。^^)
4年生は伝統的な産業や,観光業など地域にまつわる題材をテーマに社会科の学習をしています。地元の名産品や歴史に触れるよい一日を過ごすことができました。