2022年2月3日木曜日

金色の魚(4年道徳)

 4年生が道徳で「金色の魚」というお話を読んで話し合っていました。漁師のおじいさんが釣り上げた金色の魚が「逃がしてくれたら何でもお礼します。」と話します。おじいさんは「礼などいらないよ。」と家に帰りますが,家にいたおばあさんは「新しい桶でももらってくればいいのに。」と怒ります。そこでおじいさんは,金色の魚に頼むと新しい桶がすぐに届きました。「次は金持ちにしろ。」「海の女王にしろ。」とおばあさんの要求は次第にエスカレートし,ついには怒った金色の魚が,夫婦を再び貧しい生活へと戻してしまうというお話です。

 「金色の魚はおじいさんのやさしさに感謝したのに,おばあさんは許せなかった。」「おばあさんは自分のわがままばかり言ってがまんしなかったのがいけない。」「人にお願いばかりするのはダメです。」登場人物の思いを考えながら,子どもたちは活発に意見を発表していました。くらしの振り返りでは,時には自分たちの中にも小さな「おばあさん」が隠れていること,わがままばかり言わず,冷静に周りのことを考える大切さなどに気づくことができていました。