3年生が道徳の学習で「お母さんのせいきゅう書」というお話を読んで話し合っていました。主人公のだいすけはお小遣い欲しさに,自分が取り組んだお手伝いついて金額をつけ,お母さんに請求します。しかし,お母さんからは家族のために働いたことについて,0円の請求書が返って来るお話です。主人公のだいすけが自分がしたことを恥ずかしく思い,お母さんの家族を思う優しさに気づき,思いを新たにします。
3年生は主人公の思いに共感しながら「家族の大切さ」について,自分が感じたことを発表したり,ノートにまとめたりすることができていました。1年生は「かぼちゃのつる」というお話を読んでいました。主人公のかぼちゃのつるは,まわりのみんなの注意やアドバイスを聞かずに勝手なふるまいをしていました。しかし,最後は気ままに伸ばしてしまったつるを車に轢かれ,つらい思いをしてしまいます。「かぼちゃのつるさんはみんなの言うことを聞かなかったから,いやな思いをしてしまいました。」「勝手なことをしたら,まわりのみんなもいやになるし,自分もいやな気持ちになります。」1年生の子どもたちが気づいたことを発表し話し合っていました。
道徳の学習では,1時間の授業の中で「人としてよりよく生きようとする思い」をもつことを目標としています。学習する教材の中でその状況について深く考え,「自分ならどうするか」ということに立ち返り,よりよい行動をすることができるように取り組んでいます。