2020年10月6日火曜日

車いすから分かること(4年総合)

 4年生は総合的な学習の時間に「出会いふれあい」というテーマで,身の回りにあるバリアフリーについて考える学習を始めました。今日は岡山市社会福祉協議会瀬戸支部よりゲストティーチャーの先生が来校されて,4年生の子どもたちに車いすの体験を通じた学習を実施してくださいました。体育館には車いす体験のための特設コースも用意されて準備万端です。
 実際に車いすに乗ったり押したりする体験をさせていただきました。体育館に敷いたマットなどのちょっとした段差を乗り越えるの意外と大変なことが分かりました。車いすに乗る人も押す人も力が必要になります。
 しかし,サポートする人のちょっとした声かけや気遣いで,車いすに乗った人が安心できることを学習しました。あらかじめ車いすを押すタイミングや向きを知らせたり,乗り降りの支援をしたりするだけで,車いすの方は安心して移動することができます。
 講師の先生が,「今日は車いすの学習をしたのではありません。車いすを体験することで相手を気遣う思いやりの気持ちの大切さに気づいてほしいです。」ということをお話されました。バリアフリーに関する施設やそれに関わる人々のはたらきに注目して,人々が支えあい助け合うことの大切さを考えていこうと思います。