5年生は算数で「単位量あたりの大きさ」について学習をしています。今日はその学習の1時間目です。日常生活で単位量あたりの考え方が用いられる場面を考え,単に数量を比べるのでなく2つの観点から量の大きさを比べます。
課題として示したのは,A~Dの4つの部屋です。Aは10畳で6人,Bは10畳で5人,Cは8畳で5人,Dは12畳で7人の子どもがいます。混み具合が大きいのはどの部屋でしょうか?広さが同じ部屋のAとB,人数が同じBとCは比べるのは簡単です。
しかし,広さも人数も異なる数字のAとCは,混み具合を単純に比較することができません。そこで畳を表す紙と人を表す紙を操作しながら,「畳一枚あたりの人数」「人一人あたりの畳の広さ」などに注目しました。最初は一人一人で考えてから,近くの友達と考えたことを話し合いました。
最後に友達と話し合って分かったことなどをもとにして,学級全体で話し合いました。「畳一枚あたりの人数」「人一人あたりの畳の広さ」は割り算で求めることができます。その数字を比べれば,広さも人数も異なる部屋の混み具合を明らかにできることが分かりました。